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「すごい!」と感動していた私ですが、[タイ山岳民族支援NGO スタッフ日記]

 written by さくら投稿日時:2010/04/07(水) 16:17

 先週末は、日本人のお友達に会うため、久しぶりにチェンマイまでお足を運びました。私が働くNGO事務所があるチェンライの町から、舗装された山のカーブした道路をバスで走り、3時間強で到着します。呼び方が似ているので、同じ場所だと勘違いされる方が多いのですが、チェンマイの方がチェンライよりずっと大きな町で、伝統的な建物が多く、日本でいうと京都のような所で有名です。その昔ランナー王国の都として栄えた所です。
チェンマイ人は、自分がチェンマイ人であること、昔からあるランナー文化にとてもプライドを持っています。
 しかし、ランナー文化と言ってもひとくくりにまとめることはできません。それは、ランナー王国の中に異なる民族、文化が存在していたからです。タイ族、タイヤイ族、タイルー族、カレン族と様々な民族で構成されていました。
 
 今回のチェンマイ友達訪問で、運良くタイヤイ族の伝統出家儀式“ポーイサーンローン”を見ることが出来ました!毎年4月になると、メーホンソン県(北部のミャンマーに接する県)で行わているこの儀式がニュースにでる度に「あ~、見てみたいな。」と思いを馳せていました。それが、今回何となく行ったチャンマイで見れるとは、とってもチョックディー(ラッキー)です。
 儀式の会場では、太鼓やシンバルの音が鳴り響き、たくさんのお花を頭に飾り、派手な衣装に身を包まれた7歳から12歳の男の子たちが、大人に肩車されて踊っていました。その他にもお寺にお布施するための飾りつけたれた物を持つ人、これもまた派手に飾り付けられた傘を持つ人、もののけ姫の獅子神様のような獅子がいたり、タイヤイの民族衣装をまとった人たちと、暑い暑いターペー門は、タイヤイ族でごった返していました。あまりの暑さで、のぼせてしまった私ですが、一番大変だったのは、男の子たちを肩車し踊り続ける男性陣でしょう・・・。みんな汗だくでした。
 「すごい!」と感動していた私ですが、この出家の儀式がなぜこんなに派手なのか、なぜ出家をする本人が肩車をされているのか、その辺にいたタイヤイの人に聞いてみましたが、タイヤイ語が返ってきてしまい、結局何も理解ができませんでした。タイ語が話せるだろうお坊さんは、すごく忙しそうにしていたし・・・。
 
 過去に10年以上も、お寺で修行していた私の仕事仲間によると、上座部仏教徒であるタイヤイ族の3歳から14歳の男の子たちの出家儀式(14歳でも肩車をされて踊るのか!?重過ぎる!!)で、4月3日~5日の3日間に渡って毎年行われるそうです。肩車をされているのは、出家したばかりの数日は、生き物の殺傷を避けるためだそうです。派手な衣装、可愛いお化粧、もののけ姫に出てくるような獅子神様については、分かりませんでした。
だれか、ご存知の方は教えてくださいね。
 お父さんやお母さんが一生懸命になって手伝っている様子を見ると、日本の七五三のような大切な伝統通過儀礼なのではないかと思います。
数年前から思いを馳せていたタイヤイ族の儀式を、チェンマイ友達と共に眼にすることが出来、大満足な週末でした。

  
 

平和な社会へ ボランティアから始めよう[タイ山岳民族支援NGO スタッフ日記]

 written by さくら投稿日時:2010/03/09(火) 12:31

 今日のタイNGO事務所はすごく賑わっています。それは、ボラプラさんの日本人ボランティア12人に加え、タイ人ボランティア50人が来ているからです。
このタイ人ボランティアは、タイの首都であるバンコクや、カンボジアに隣接している東北地方、チェンライから遠い南地方から来たようで、高校生から社会人である老若男女が集まりました。
こちらのタイ人ボランティアさんは、私の所属します“外国人ボランティアプロジェクト”ではなく、“町と村の文化交流プロジェクト”を通じて来た方たちです。彼らは、山岳民族の村で村人と寝食を共にし、その中で山岳民族の生活を学び、温かさに触れることができます。また、近隣の小学校での交流会を行ったり、山岳民族の子どもたちへタイ語の授業が行われます。
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ヶ月に1回開催されるこの企画は、今回で123回目に当たり、今回はアカ族のソンクウェーパッタナー村で5日間の活動をするそうです。山岳民族の子どもたちは、このボランティアさんたちが村に入ることを待ち侘びています。きっと素敵なお兄さんやお姉さんに遊んでもらえるのがうれしいのでしょう。
 タイの中で少数派である山岳民族は差別の対象です。それは、メディアで差別的な扱いを受け、タイの一般の人々にその情報が浸透してしまっているが大きな要因です。
しかし、こうして様々な地域のタイの人が集まって村に入り、彼らと交流を図ることで、少しずつタイの中での差別や偏見が無くなっていくことでしょう。
 タイだけではなく、日本にもたくさんの偏見や差別が存在しています。お互いが歩み寄り語り合えたら、もっと平和な社会が築けるでしょうね。




初日記♪ タイ現地NGOで働く伊能さくらです。[タイ山岳民族支援NGO スタッフ日記]

 written by さくら投稿日時:2010/03/07(日) 19:58

はじめまして、こんにちは!
2月からボラプラのブログを担当しますタイ現地NGOで働く伊能さくらです。
私のこちらでの活動、ボランティアさんの活動、タイの現地NGOの様子等について、できるだけホットなものをお知らせしたいと思います。
文筆豊かな私ではありませんので、読み難いものになってしまった時は、タイ歴7年目で日本から随分離れている人が書いたということで許してくださいね。()

記念すべきブログ第1回目は、土曜日のNGOでのアクティビティーについて書きたいと思います!!

NGOの周辺にはたくさんの山岳民族の村が点在しています。
それらの村の多くが、豊かな山の土地を追われ、比較的低地であるこの土地へ移動させられて来ました。
彼らには自給自足をするための十分な農地がなく、生活のためにチェンライの町で日雇い労働者として働いています。しかし、日雇いの仕事は、家族が生活するには少な過ぎるお給料しかもらえません。日々の生活がやっとな程度の賃金では、将来を築けずに、このような地道な労働生活を捨て、違法である麻薬売買への道へ足を踏み入れてしまう村人がいます。
麻薬売買は命をかけた仕事です。ミャンマー側で生産された麻薬を安く購入し、タイ側で売りさばいた場合、簡単に多額の現金を手にすることができます。しかし、タイ警察の取り締まりも厳しく、撃ち合いになり亡くなってしまうケースや、麻薬の運び屋は途中で殺されてしまうケースもあります。
両親を亡くした子どもは孤児になってしまいますし、大人が子どもや若者の悪い見本になってしまっています。

そこで、NGOでは学校がお休みの毎週土曜日に、周辺の村に住む子どもや若者をNGOに招き、楽しいアクティビティーを実施しています。
これは、子どもや若者に休みの日をできるだけ有意義に過ごし、麻薬の道に入ってしまうことから遠ざけることを目的としています。
実際には、コンピューターの使用方法を教えたり、英語のレッスン、日本語のレッスン、映画、技術訓練、ライフスキルトレーニング等とスタッフやボランティアによってたくさんの活動が行われます。

今日の日本人ボランティアさんの活動は、午前中に日本語のレッスンをし、午後は習字と大縄跳びをして遊びました。参加した子どもたちは、アカ族とカレン族の村からやって来た小学生と中学生12人ほどです。
伝えたいことはたくさんあっても、あまり難しいことを教えると子どもたちは直ぐに飽きてしまいます。楽しくレッスンをすることで子どもたちは日本語に興味を持ち、勉強することに対してやる気を出します。やはり勉強は強制させられてするのではなく、自主性が大切ですよね!そうでないと身につきません。
ボランティアさんには、山岳民族の問題や子どもたちを取り囲む環境を理解し、そして有意義な活動してもらえるように、私の方ではできるだけ分かり易いオリエンテーションをすることに努めています。
村の子どもや若者たちが視野を広げ、将来の夢を持つことができて、麻薬売買という暗黒の道へ入ることを少しでも防ぐことができたらと思い、今日もボランティアさんたちと活動しています。

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